巧妙化する悪徳買取業者の手口

 

当店では店頭買取、出張買取に加えて

工業用ミシンの無料回収を行っており

その中で様々なお話を聞いています。

 

その中でいつまでも減らないのが

悪質な手段で皆さんの大事な

資産を狙っている悪徳業者に

関するお話です。

 

昨年の師走にも悪徳買取業者の手口を

ブログに書きました。

 

コラム：悪質な買取業者にご注意！

https://www.recyclemart.jp/shop/kiryuu/info/2022/12/-mega-3.html

　　　　※2022年12月14日公開

 

最近は本当に物騒な世の中になり

一般家庭でも警戒心が高まっています。

 

しかし、悪徳業者はそうした

警戒網をかいくぐるために

どんどん手口が巧妙化しています。

 

今回は現場でお聞きしたそうした

手口を紹介しますので、皆さまの

防犯意識を更に高め、資産防衛に

役立てていただければと思います。

 

家の中に入るための『甘い言葉』

悪徳業者は

「いかにして家人の許可を得て

家の中に入るか？」を考えています。

 

その手口として通常のリサイクル

ショップでは買取対象とならない

ようなものを『高価買取します！』と

うたい出張買取の体裁をとろうと

してくるのです。

 

そうして家の中に入ってしまえば

悪徳業者は豹変し、本当の目的で

ある貴金属やブランド品などを

要求してきます。

 

中には置いてあった財布から現金を

抜かれていた・・・なんてことも

聞いてきました。

 

以下に具体例を挙げますので

こうした品物の買取をうたう

買取業者にはご注意ください。

 

１．普段づかいしている食器

　『ブランド食器でなくても

　　普段づかいの食器やガラスの

　　コップでも大丈夫です！』

　　などとうたう。

 

　　大概の家に食器はあるので

　　『使わない食器がお金に

　　なるのなら』と思い込んで

　　家に上げてしまう。

 

２．ブランド品などではない靴

　玄関先に大量にあるうえに

　『家の中に上げるよりかは

　玄関先だからいいか』と

　軽い気持ちで入れてしまう。

 

 

３．ひな人形、五月人形

　　捨てづらいうえにリサイクル

　　ショップで買取してくれない

　　代表的な品物です。

 

 

４．はく製

　　ひな人形同様に捨てづらい

　　（というより捨て方が

　　分からない）ものです。

　　一部のリサイクルショップでは

　　店頭に「当店ではく製は

　　買取しません」と明記する店も

　　あるくらい売却が難しいものです。

 

 

どんな業者に注意すべきか？

 

（1）『出張買取専門』などと

　　　拠点を持っていないことを

　　　取り繕った表記をしている業者。

 

（2）軽トラなどで住宅街を

　　ゆっくりと走行しながら

　　スピーカーで

　　”不用品の無料回収”

　　”特定のものは買取”などと

　　流している業者。

　　無料回収のはずが荷物を載せてから

　　費用を請求してくる。

 

 

（3）呼んでもいないのに飛び込み

　　営業をしてくる業者。

　　もっとも注意が必要であり

　　犯罪の下見の可能性もあります！

 

こうした悪徳業者の共通点としては

「どこから来てどこに帰るのか

分からない」という点です。

 

チラシや名刺を作っていたとしても

それらは業者が好きにデザインする

ことが出来ますので信憑性は

ありません。

 

リサイクルマートは「何でも査定」

 

査定とはそのモノの価値を調べ

金額を決めることです。

 

どうしても市場価値が付かない

モノは存在するため

『何でも買取』するわけでは

ありません。

 

具体例で挙げた食器・靴・

ひな人形・はく製を買取する

業者が存在するのであれば

逆に当店が利用したいくらいです！

 

うまい話を持ってくる業者の話を

鵜呑みにすると危険な目にあうことが

ありますので十分お気をつけください。

 

 

　　　鑑定士　柏原