コラム

【コラム】「買取専門店」と「リサイクルショップ」の違い

2023年10月23日 [ クーポン , コラム ]

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近年益々マーケットサイズの拡大するリユース業界。

同じ買取業であっても、時代のニーズに伴いその業態は大きく二つに二分化しつつあります。

そんな中でお客様より頻繁に受ける質問があります。

「買取専門店とリサイクルショップって何が違うの?」

消費者視点ですと、確かにこの両者の違いは判りづらいかも知れませんね。

 

同じ買取業とは言え、消費者のメリット・デメリットという点で比較しますと、実は両者は全く異なる性質をもちます。

本日はこのあたりの違いを正しく解説させていただきます。

両者の違いを正しく理解して、上手に使い分けていただく為の知識としてお役立ていただけましたらと思います。

「リサイクルショップ(総合リユース店)」とは?

「リサイクルショップ」に関しては皆さんにとっては一番馴染みの深い買取業態ではないでしょうか?

店頭で買取をした商品を店頭で販売する昔から存在する買取業態です。

買取した商品は基本的お店の売場に陳列して販売する為、店舗面積は最低でも200坪以上の比較的大きな店構えとなります。

メリットとしては、

①広い売場スペースを持つため、 後述する買取専門店では取り扱えない大型の商品群(冷蔵庫や洗濯機などの大型白物家電や家具類)でも買取対応が可能です。

②金銭的価値の低い商品(500円以下の商品)でも買取してくれる場合が多い。

「出張買取」に積極的なお店が多い為、 引っ越しなど大量の商品を一度に処分する必要がある場合には非常に便利。

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 広いお店構えで買取だけでなく宝探し感覚での買い物も楽しめるのがリサイクルショップの魅力。

逆にデメリットとしては、

①広い店舗面積を持つが故に運営コスト(家賃・人件費・光熱費)が高額な為、 そのぶん買取金額が安い

②アルバイト&パートスタッフが査定を担当する為、 高額商品や専門性の高い商品の売却には向かない

③②に起因して査定に要する待時間が長い

以上がリサイクルショップの特徴として言えるでしょう。

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 冷蔵庫や家具などの大型商品でも買取してくれる。

また、出張買取にも対応しているので一度に沢山の品物を処分したい方には大変便利。

「買取専門店」とは?

買取業務に特化する事により運営コストを大幅にダウン。

その分を買取価格に転嫁する事により、従来のリサイクルショップよりも高い買取価格を実現した新しい買取業態のカタチです。

基本的に買取した商品を売場で販売する事はありませんので、売場面積は30坪以下の比較的小さな店構えとなります。

メリットとしては、

査定金額が高い 一般的にリサイクルショップは売上の60~70%の利益を確保しないと採算が合わないビジネス構造と言われています。

一方で運営コストの安い買取專門店は、売上の30%前後の利益で採算がとれてしまいます。 この事から、理論的には両者の買取金額には2倍の開きがある事になります。

②專門機関で教育を受けた鑑定士が常駐する為、高額商品や専門性の高い商品でも安心して任せられる

③②に起因して査定に要する待時間が圧倒的に短い

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 新しい買取店のカタチとして近年爆発的に増加している店舗形態が「買取専門店」。 基本的に売場機能は持たず小さな坪数の店舗が多い。 対象品目的には貴金属・ブランド品など比較的高額な商品の買取を得意とする。

デメリットとしては、

基本的に売場機能を持たない為、商品の購入は出来ない場合が多い。

②売場面積が狭い為、大型の商品群(冷蔵庫や洗濯機などの大型白物家電や家具類)は買取対応出来ない場合がほどんど。

③歴史の浅い業態である為、コンプライアンス・商売上の倫理観の危ういお店も未だ多数存在する現実あり。

以上が買取専門店の特徴と言えるでしょう。

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 專門教育を受けたプロの鑑定士が常駐していため、高額品や専門性の高い商品でも素早く査定対応。 また運営コストが低いビジネスモデル故に査定金額も高い。

「リサイクルショップ」と「買取専門店」を比較する。

頭の中を整理する意味で、両者の特徴を一覧表で比較してみましょう。

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大切なのは両者の上手な使い分け

いかがでしょうか?

「リサイクルショップ」にも「買取專門店」どちらにも一長一短ある事がおわかりいだけたかと思います。

従いまして両者の特徴を正しく理解して、上手に使わ分けていただく事が消費者にとって大切と言えるでしょう。

業界サイドである私共の所感といたしましては、

・リサイクルショップ→処分ニーズの受皿

・買取専門店→換金ニーズの受皿

     

このように捉えたら正しいのかと思います。

さあ、お手元にある商品とにらめっこをして、どちらのタイプのお店で売却した方が利口な選択なのか考えてみましょう(笑 その為の判断材料として当記事がお役に立ちましたら幸いです。

買取専門店KAUZOはリユースを通じて皆様の生活を応援いたします。

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【コラム】金・プラチナ売却 / 間違いだらけのお店選びの判断基準

2023年07月01日 [ クーポン , コラム ]

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これから金やプラチナ製品を売却しようとお考えの方も多いハズ。

 

高価な品物だからこそ1円でも高く売りたい!

これは当然の心情ですよね。

 

「どのお店が一番高く買取してくれるか?」

 

インターネットなどを駆使して熱心に調べる方も多いようですが、

その判断基準が根本的に間違っているケースが非常に多い事に気づきます。

そこで今回はプロ見地から、絶対に損をしないお店選びのポイントをお話させていただきます。

 

・知らなかった落とし穴

・勝手な思い込み

・お店の過激な広告表現

 

以上によって損をしてしまわないよう、正しい判断基準を身につけて賢い換金にお役立ていただけたらと思います。

 

「買取単価」でお店選びをすると高確率で損をする!

一般的に金・プラチナ製品の買取金額は以下の計算式で算出されます。

 

品物の総重量×1g当たりの買取単価=買取金額

 

以上の計算式から、

同じ重量の商品であれば、買取単価が高いお店の方が買取金額は高くなりそうです。

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よって

「今日のK18の買取単価はいくらですか?」

連日そんな電話問い合わせをお受けする事が多いわけですが、

こういうお問い合わせをいただく度に、「そんな判断基準で本当に大丈夫なの?」とお客様を心配してしまう事が多々あります。

 

それはなぜか?

 

以下にその理由を解説させていただきます。

 

お店によって異なる品物の計量方法

「そのお店の買取単価はいくらか?」

この尺度でお店選びをすると高い確率で失敗します。

 

それはなぜか?

 

指輪やネックレスといったアクセサリーの多くは宝石などの装飾が施されていますよね?

 

例えば指輪1点をある2つのお店に査定に出したとします。

 

A店の計量結果=2.5g

B店の計量結果=3.5g

 

同じ指輪なのに何故両者の計量に違いが出るのでしょうか?

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別にA店が計量を誤魔化している訳ではありません。

 

理由は、A店は計量時に「指輪に付属している宝石の重量を全体から差し引いている」からなんです。

(これは、付属している宝石まで金・プラチナとして重さに含めてしまうと”お店が損をしてしまうから”という判断によるものです)

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一方でB店は宝石の重さを一切差し引かずに計量しています。

(この場合、お店側は宝石の重さ分を”サービス”として捉えているケースです)

 

同じお品物なのにお店によって重量が異なる理由・・・

それはつまり「宝石の重さをどう扱われるか?」に起因するのです。
 

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買取単価が高いお店が高く買取してくれるお店とは限らない!

ではAB両店舗の査定金額を実際に見てみましょう。

 

A店の1g当たりの買取単価は6,390円。

B店は5,680円だとします。

 

A店の方が買取単価が高いから、A店の方が高く買取してくれるお店。

そう思ってしまいがちですがそれは大間違い。

 

実際には、

 

A店:2.5g×6,390円=15,975円・・・・宝石の重さを1g分差し引かれてしまっている。

B店:3.5g×5,680円=19,880円

 

と、単価の低いB店のほうが現実には3,905円も査定金額が高いのです。

 

今回の例のように、たった3g前後の取引でも4,000円近い買取価格差が生まれてしまうという事は・・・

一度に複数点の指輪やネックレスを売却しようと考えた場合、その差額は恐ろしい金額になってしまいますね。(汗

 

これは余談ですが、経験則上お店の店頭やホームページで誇らしげに買取単価を掲載しているお店は、大抵宝石の重量を差し引く業者です。

(つまり実際には言うほど高い査定金額ではない)

 

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ここまでの説明でも、そのお店の「買取単価」よりもむしろ「計量方法」こそ本当に重要である事がおわかりいだだけたかと思います。

繰り返しますがココ、物凄く重要です。

 

実録:お客様が持参されたあるお店の買取見積書

これは当店で実際にあった出来事です。

 

当店の常連様がお仕事で移動中、驚くほど高い買取単価を看板に掲げるお店に遭遇しました。

 

「本当にこんなに高いの!?」

 

気になったお客様はそのままお店に入店し、手持ちの金製品の買取を見積してみる事に・・・。

 

ところが買取金額として提示された金額は、お客様のイメージしていた金額よりもかなり低い数字でした。

そこで買取金額の総額を品物の重量で割り算してみますが、買取単価は確かに看板で謳っている通りの金額で間違ってはいません。

 

「・・・何かがおかしい。」

 

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そんな疑念を懐きつつ、お客様はそのままいつも利用している当店へ。

 

改めて当店で査定を試みると、持参された買取見積書に記載されている重量は、なんと当店の計量よりも30%も軽い重量だったのです。

結果、総額で当店よりも10万円近く安い買取見積額となっていたのでした。

 

この事例のお客様は感の鋭い方でしたので事無きをえましたが、

これが情報に疎いご年配の方でしたら簡単に罠にハマってしまったかもしれません。

本当に恐ろしい話です。

 

買取単価が高いお店ほど宝石分の重量が差し引かれる現実

実は、買取単価の高さをうたい文句にしているお店はほど、実際には徹底して宝石の重量を差し引きます。

 

理由は高い買取単価を前面にうたったほうが「高く買取してくれるお店」と強く印象づけられるからです。

 

こうして日々新聞の折込広告やインターネットを通して過激な単価合戦が業界で繰り広げられています。

 

競合他社を出し抜く為、宣伝方法がますます過激な方向に傾倒している大手チェーン店も存在します。

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しかしながら、前述の通り「宝石の重量が差し引かれる」という落とし穴が存在する訳で、

消費者に誤解を誘発さるような客寄せ方法は、商売倫理上問題がある手法である事は言うまでもありません。

 

そのような手法をとるお店に、本当に高価な金やプラチナの換金を任せても良いのでしょうか?

同じ買取業界に身を置く者として、私共ははこのような買取業者の存在に日々業界の行く末を案じて止みません。

 

チェックすべきは「品物の計量方法」

ここまで読んでいただいた方でであれば、お店選びのポイントを見誤る心配はもうありませんね。

 

最後にまとめの意味で要点をまとめさせていただきます。

 

【 金・プラチナ 買取業者選びの鉄則 】

 

①買取単価の高さに惑わされるな!

 

②高い買取単価を謳い文句にしているお店には要注意!

 

③【最重要】お店の計量方法は必ず確認する!(宝石の重さを差し引くかのか否か)

 

④お店選びはあくまで買取総額で比較する!

『買取単価』を頼りにお店選びをすると高確率で失敗する!

 

以上です。

特に③が一番重要です!

 

皆様の金・プラチナ製品の売却の手助けになりましたら幸いです。

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【コラム】そのチラシに騙されないで! 「買取保証額」の落とし穴

2023年06月30日 [ クーポン , コラム ]

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昨今、買取店の新聞の折込チラシで目にする機会の増えた「最低買取保証額」の表記。

 

・「ルイヴィトンのボストンバッグなら最低5万円の買取金額を保証します」

・「ロレックスならどんな状態でも最低40万円の買取金額を保証します」

んなチラシを目にした事がある人も多いのではないかと思います。
 

「買取保証額」の本来の目的

「懐を痛めて購入した大切なお品物が安く査定されてしまわないか不安」

 

消費者の観点からしますと、こうした不安を覚えるのは当然の事だと思います。

 

そこで、

事前に最低限の買取金額を明示・お約束する事により、来店前にお客様の不安要素を取り除いて差し上げる事。

これが買取金額保証サービスの本来の目的です。  
 

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”買取価格の透明化”という意味でも、買取店とお客様の双方にメリットがあるサービスである為、

当店でも積極導入しているサービスのひとつです。

 

ところが昨今、この買取金額保証サービスを悪用した誇大広告チラシが一部のチェーンにて横行しています。

 

【実録】悪質チラシ事例  その1 ~ブランドバッグの場合~

「ルイヴィトンのボストンバッグ、買取保証額5万円!!」

 

新聞折込チラシにこのような情報を目にしたAさんは、早速使わなくなったボストンバックを売却しにO店へ。

 

しかしならお店側の提示してきた買取金額は15,000円でした。

 

「チラシで言っている金額と全然違うじゃないか!?」

チラシを指さしてし不満を訴えるAさんに対して、店員は涼しげな表情でこう回答してきました。

 

「チラシを良く見て下さい。」

「チラシに掲載のボストンバッグは大きさが60センチでショルダーストラップが付いている製品です。」

 

「お客様の持参されたボストンバッグは違いますよね!!」  


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本当に呆れてしまいます。

言っていて何も胸が痛まないのかと



コレのやりとりは、川越市、坂戸市、東松山市、比企郡エリアでも現実に横行している事例です。
 

問題点は

「ルイヴィトンの全ての種類のボストンバッグを5万円で買取保証する」 と誤解させる表記の仕方を意図的におこなっている点です。

 

何をもって意図的と断言出来るのか?

 

それは10人が目にしたら10人が誤解してしまうような表記のされ方を自主規制していない点にあります。

 

昨今、消費者の安心・安全を目的として、総務省指導の元、 企業活動における広告表示の適正化が求められています。

 

まっとうな倫理観を持つ企業は、

広告媒体を製作する際に「いかに消費者に誤解を与える内容とならないか」に細心の注意を払っています。

 

そんな世にあって、

10人が10人勘違いするような広告内容を自ら改めない事は、 意図された悪質な広告と言われても言い逃れは出来ません!!  
 

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【実録】悪質チラシ事例 その2 ~ロレックスの場合~

東松山市お住まいのAさんは、新聞の折込チラシに以下の内容の情報を目にしました。

 

「ロレックスならどんな状態でも40万円以上でお買取り!」

 

古くて使わなくなったロレックスを持っていたAさんは、早速チラシを持ってD店へ売却に向かいました。

 

ところがお店が提示してきた買取金額は25万円。

 

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平均的な買取店の相場と比較しても8万円も安い金額でした。

 

堪らずAさんは「チラシにはロレックスなら40万円以上と書いてありますよね?」と訴えます。

 

それに対するお店側の回答は以下の通り。

 

「チラシを良く見て下さい。端のほうに小さく16233Gと書いてありますよね?」

「40万円以上で買取するのは型番16233Gの1機種のみです!」

 

コレもまた先にお話した「ルイヴィトンのボストンバッグ」の事例同様、悪意に満ちたやり口ですね。

 

10人が目にしたら10人が勘違いしてしまう広告内容です。

 

特定の1機種のみしか対象にならないにもかかわらず、

「ロレックスならどんな状態でも40万円以上でお買取り!」という表記は明らかにふさわくありません。

 

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  誤解を招く可能性がある表現を自主規制しない時点で、

意図して誤解させようとしていると思われても弁解の余地はなのです。

 

「チラシにはちゃんと16233Gと型番を表記してある!」というのがお店側の言い分です。

 

だとしても、この言い分も非常に苦しい。

 

何故なら、広告の世界では以下のようなガイドラインが存在するからです。

 

「強調する文字(強調表示)に対する注釈(打消し表示)に用いる小さい文字のサイズは、

強調する文字サイズに対し7分の1以上の大きさを原則とする。」

 

こんな当たり前の基準さえ満たしていない、よく見ないと気づかないほど小さな文字で注釈を入れるなど、

言い逃れの為の材料配置にしか過ぎないと言えるでしょう。

 

問われる企業の商売倫理観

「誇大広告」「おとり広告」に抵触しないよう、企業は細心の注意を払いながら広告活動をおこなっています。

 

しかしながら残念な事に我々買取業界には、

まるで昭和の時代の悪徳業者のような悪質な広告が未だ存在するのが現実です。

 

驚くべきは、業界でも比較的大手のチェーンの中にもそのような悪徳業者が存在し、野放しにされている事です。
 

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これは買取専門店というビジネスモデルがこの世に生まれてからまだまだ歴史が浅く、

業界としても成熟にはほど遠い業界である為です。

よって業界としてのガイドラインも存在せず、その広告手法は各企業の商売倫理観のみに委ねられています。

 

この世には様々なモラル感の企業が存在する以上、

やがて競合他社を出し抜く為に悪質な広告手法に手を染める企業も出てきます。

 

もっとマーケットサイズの大きい業界であれば問題は早期に顕在化し、

国が直接指導に乗り出すのでしょうが、それはまだまだ遠い未来の話かも知れません。

 

当店は「買取保証金額」を必ず守るお店です。

以上、皆様の生活の身近にも現実に存在する悪質な買取チラシについてお話しさせていただきました。

 

今回問題にしている「買取保証金額」の明示サービスでは無論当店でも積極的に導入しているサービスです。

 

当店のチラシなどに掲載してる「買取保証金額」は、本来の目的に基づいた健全なもの。

すなわち来店前のお客様の買取価格に関する不安要素を取り除いて差し上げるものです。

 

チラシで表記させていただいている以上、必ず買取金額はお約束しておりますので、

どうか他店の悪質な表記とは全く異なるものである事をご理解下さい。

 

買取専門店KAUZOは”買取価格の透明化”をコンセプトに清廉潔白な買取事業を通じて皆様の生活を応援いたします。

 

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【コラム】買取が高いブランド・安いブランドこの差って何?

2023年06月14日 [ クーポン , コラム ]

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ブランドバッグを使わなくなった。押し入れに眠っているバッグが見つかった。

そんな時は買取をおすすめしていますが、一口にブランドと言ってもその買取金額や相場は様々です。

流通数や人気などで中古市場の取引相場が決まり、その相場を元に買取金額は算出されます。

買ったときはあんな高かったのに買取金額が二束三文だった。

そんな経験をされた方もいらっしゃるかと思います。

では、なぜそんな事が起こってしまうのでしょう? それはそのブランドの格」に起因します。

1度手に入れたものを再販する時の価格をリセールバリューと言いますが、一般的に ブランドの格が高い程、比例してリセールバリューも高くなります。

 

ブランドの格付け

ブランドの格付けはいろいろなサイトで行われていますがその判断基準は様々です。

あくまで、当社の査定基準を元にブランドの格付けをすると以下のように分類されます。

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◎ハイブランド

・エルメス

・シャネル

・ルイヴィトン

新品価格も高価で決して安売りをしない最上級ブランド。

中古品となっても値崩れを起こしにくく、リセールバリューも最も高い

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◎アクセシブルブランド

・プラダ

・グッチ

・セリーヌ

・フェンディ

・バレンシアガ

・ボッテガヴェネタ

・クリスチャンディオール

アクセシブル=手の届きやすい

ハイブランドよりも若干価格帯の低い高級ブランド。

リセールバリューもハイブランドと比較すると落ちてしまう。

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  ◎カジュアルブランド

・コーチ

・アニエスベー

・ケイトスペード

・サマンサタバサ

・マイケルコース

・ヴィヴィアンウエストウッド

手頃な価格帯の商品が多いブランド。

中古品となった途端に値崩れを起こす。 リセールバリューは最も低い。

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リセールバリューが低くなるブランドの見分け方

ブランドとって何より大事にしなければいけないのはブランドイメージです。

ブランドイメージを守るためには安易な利益追求に走らないというのが現在成功を収めているブランドの定説になっています。

以下のような販売方法を取ってしまうとブランドイメージを損なう事になりかねず、結果としてリセールバリューも低くなってしまう恐れがあります。

 

アウトレットモールに出店している

ウトレットとは英語で出口という意味です。

ブランドがアウトレットモールに出店する理由は主に3つあります。

①余剰在庫の処分

②キズものやサンプル品等訳あり品の処分

③アウトレット専用商品の販売

①に関しては、元々正規店で販売されていた品質の商品をアウトレット価格で購入できるので、消費者にとってはお得です。

しかし、正規価格で購入していた方から見れば面白くないでしょう。

正規店での購入せずに、アウトレット品を選択する顧客が増えてしまいます。

②③に関しては、品質の悪い製品の市場流出を招く結果となります。

アウトレット向けの商品はコストを徹底して抑えるためにブランド本国では製造されません。

人件費の安い途上国の工場で、素材の質を落としたり、造りを簡略化してコストパフォーマンスの良い製品を大量生産します。

正規店で販売されている物より品質の劣った製品が大量に出回る事となりブランドイメージを著しく下げる結果となります。  

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セカンドラインを展開している

カンドラインとは、高級ブランドが手掛けるサブブランドのようなものでメインのブランドよりも品質や価格を抑えた商品展開がされます。

セカンドブランドを展開する目的は、主に新たな客層へのアプローチです。

メインブランドの価格帯には手が届かない客層へも間口を広げ、自社製品の販売数を伸ばし、将来的にはメインブランドの顧客にする目的もあります。

メインブランドが安易に低価格帯の商品を販売してしまうと、それまで培ってきたブランド価値やステータスを一気に損なってしまう為、それを軽減させる為にセカンドブランドを立ち上げるのです。

しかし、市場に低価格帯でメインブランドより低品質な商品が大量に出回る結果となってしまう為、確実にブランドイメージは損なわれます。

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ハイブランドのルイヴィトンやエルメス、シャネルは一切これらの販売方法を取っておりません。

販売経路を厳しく管理し、自社のコントロール下に置けないような販路では販売しません。

販路の拡大は売上の拡大に繋がりますが、同時に希少性の低下と商品の飽和状態を招きブランドイメージを損なう事を重々理解しているのです。

中古品となった時にブランドの格差は如実に表れます。

新品価格は販売者が価格を設定するので、概ねどのブランドもそれなりの価格になります。

中古相場では、需要に対する流通数で価格が決定される為、本当のブランド価値が試されるのです。

 

目的に合ったブランド選びが大切

バックを購入する時に重要視している事は何ですか?

1つのバッグをボロボロになるまで使い続けるのならばリセールバリューを気にする必要は全くありません。

気に入ったブランドの気に入ったバッグを購入しましょう。

短期間でバックを買い替えたいと思っている方にはリセールバリューに対する意識が大切です。

手放す時の事も考えて、なるべくリセールバリューの高いブランドを選択した方が購入金額は高くても結果としてお得になる場合があります。

一概に、カジュアルブランド = 悪 ハイブランド = 善 と言えるものではありません。 目的に合ったブランド選びが大切なのです。

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【コラム】カメラ屋さんと買取専門店/買取金額はどっちが高いの?

2023年06月11日 [ クーポン , コラム ]

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 ブランド品や貴金属、金券等がメイン商材である買取専門店。
近年では取り扱い品目が拡大し、カメラやレンズの買取を行うお店も一般的になっています。

そこで気になるのはその買取金額かと思います。

カメラを手放す時に高いのは

「カメラ屋さん」なのか?
「買取専門店」なのか?

カメラの売却をお考えの方は、両者の特徴を理解し、
上手に使い分けて頂くための知識としてお役立て頂ければ幸いです。

カメラ屋さんの買取の特徴

カメラや関連アクセサリーの販売・修理、写真の撮影や現像等が主な業務だったカメラ屋さん。
近年ではカメラの買取に力を入れている専門店も存在します。
買取したカメラは基本的に店頭に陳列して販売する為、ある程度大きな店舗面積が必要です。

メリットとしては、

①カメラの買い替えが出来る。

古いカメラを下取りに出し、新しいカメラの購入代金から割り引いてもらえるサービス。
売却時よりも査定金額が高くなる場合がほとんど。

②その場で動作確認が出来る。
バッテリー切れの状態や、本体のみ、レンズのみの状態で持ち込んだ場合も
互換性のある部材が
準備されている為直ぐ動作確認をしてもらえる。

③専門性の高いカメラ・レンズにも対応可能。
カメラ、レンズの販売、買取に特化したデータベースを活用出来る為
一般流通の少ない専門的な商品も取扱可能。

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逆にデメリットとしては、

①買取の場合金額が安くなる。
カメラの買い替えを希望せず、単純に売却する場合は下取り時より金額が下がる。
大きな店舗面積維持コスト(家賃・人件費・光熱費)が高額の為、買取金額は安め。

②状態の悪いカメラ、レンズは断られる場合有り。
お店で販売する事を前提に買取をする為、
2次流通させる事が難しい状態のお品物は
買取を断られるケースがある。

③査定時間が長い。 アルバイトスタッフが査定する為、査定に掛かる時間は長い。

買取専門店の買取の特徴

「買取」に特化する事で運営コストを大幅にダウン。
その分を買取金額転嫁出来る為、大きな売場面積を持つ店舗型のカメラ屋さんよりも高い買取金額を提示する事が出来ます。

基本的に買取した商品を店舗で販売する事はありませんので、30坪以下の小さな店舗積で運用されています。

メリットとしては、
①買取金額が高い。
運営コストを買取金額に転嫁できる為、買取金額が高い。 カメラ専門店の「下取り価格」を上回る場合がほとんど。

②状態の悪いカメラでも買い取ってもらえる。
幅広い販売ネットワークを有しているので、カメラ専門店で買取を断られてしまったお品物でも買取可能。

③専門機関で教育を受けた鑑定しが査定する為、査定に要する時間が短い。

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デメリットとしては、
①売場機能を有していないので、カメラやレンズの買い替えは出来ない。
 

②店舗によってはその場で動作確認が出来ない場合がある。
カメラ屋さんほどカメラ関係の機材が揃っていない為、動作確認が出来ないお品物は預かりとなる場合がある。
 

以上が買取専門店の特徴と言えます。

大切なのは両者の上手な使い分け

カメラ屋さん、買取専門店のどちらにもメリット、デメリットがある事をお伝えさせていただきました。

売却するカメラのグレードによって使い分けて頂くのが宜しいかと思います。

・カメラ屋さん→プロ用のカメラなど専門性の高い機材
・買取専門店→一般ユーザー向けのカメラ・レンズ

 

専門性の高いプロ用機材の状態確認や動作確認はカメラ屋さんには敵いません。
「餅は餅屋」という諺があるように、そこは専門分野ですので。

しかし、最終的な買取金額は買取専門店に軍配が上がります。

買取金額を重視するなら是非買取専門店にお任せください。

 買取専門店KAUZOはリユースを通じて皆様の生活を応援いたします。

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