本日は、ROLEX サブマリーナ 16610 腕時計 SS 自動巻き ブラック メンズをご紹介します！

16610（ロレックス サブマリーナ デイト）

オイスターケース、回転ベゼル、ねじ込み式リューズを搭載して「潜水艦」という意味を持つサブマリーナは、1953年に誕生し、ダイバーズウォッチの原点と呼ばれる存在となっています。

日常生活において必要十分な、300ｍ＝1000フィートという防水機構を搭載したダイバーウォッチ。

「サブマリーナー」というモデルは、生誕から約60年経過することになりますが、殆どモデル自体の意匠に変更は無く、如何に初代モデルの完成度が素晴らしい物だったかと、実感出来ます。

デザイン自体は普遍ながら、モデルチェンジごとに防水性の向上や、ムーブメントの改良など、常に最上級のダイバーズウォッチを目指した実用重視の姿勢が、高い信頼性を維持しています。

査定ポイント

今回の査定ポイントをご紹介いたします。

①付属品の有無

ロレックスほど、付属品の有無で価格が変わるものはないのではないかと思うほど、ここは大切なポイント。

特に、ギャランティと呼ばれる保証書や、ブレスレットの予備コマの2種類は大きく査定額を変えます。

ギャランティは、そのロレックスが真正であることの証明になりますし、予備コマは、もちろん腕の太さは人によって違いますから、調整がきくほうが、次のユーザー様に優しいというもの。

今回のお客様は、すべて購入時についていた付属品は大切に保管されており、ここはパーフェクト。

しっかり価格に反映されます！

②本体の状態・動作確認

次に、時計本体の動作確認を行います。

今回の16610の査定マイナスポイントはここでした。

まずは、そもそも時計としてのはたらきですが、針の動きや時刻変更、デイト変更は問題なくできました。

また、普段から着用し使われていた時計ですが、目立つ大きな傷やヒビなどはなく、外観もまずまず良好です。

そして、タイムグラファーといって、時計のいわば健康診断を行う機械があるのですが、そちらのステータスも許容範囲内の数値。

じゃあ問題ないかな、と思われたものの、サブマリーナの特徴のひとつ、回転ベゼルに問題が。

サブマリーナのベゼルは、左方向にのみ回転し、ダイバーが海中で、潜水開始から何分経ったかわかるようになっているという機能があるのですが、このベゼルの回転は、カチカチカチカチと、心地よいクリック音・クリック感が体験できるようになっています。

(※4桁リファレンスなど、古いサブマリーナの場合、右にも回る両回転ベゼルも存在します。)

今回の16610は、このベゼルの回転について、皮脂などの汚れの侵入により、動きが非常に悪くなっておりました。クリック感はなく、ズズズズズと動くようなイメージです。

画像をよく見ていただくと、汚れがたまっていることがお分かりいただけるかと思います。

伺うと、15年近くご使用の中で、オーバーホールは一度もされていなかったとのこと。

タイムグラファーの数値がまずまず良かった為すぐには気づけませんでしたが、ここまで動きが悪いと、お掃除やオーバーホール、場合によっては修理が必要な可能性もあります。

そのコストを考慮した買取価格となりましたが、きちんと上記のような、この16610の健康状態をご説明し、ご納得のもとお売りくださいました。

したがって本日の相場を参照して、900,000円にてお買取いたしました。

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