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あなたの知らない画材の世界〜クレヨンかと思ったら粉で主張してくる多国籍パステルとドライウォッシュの不思議〜

パステルって、初めて触ると「え、これクレヨン?チョーク?」って思う画材です。
見た目はクレヨンっぽいし、粉の感じはチョークっぽいし、どっちの仲間なのかよくわからないまま、気づけば指先がカラフルになっている不思議な存在。

でも描いてみると、「いや、私パステルですけど?」としっかり主張してくるから面白いんです。
ヤフオク出品でパステルを手に取るたびに、「なんでこんなに粉なのに、世界中で愛されてるんだろう…?」と、ちょっとした哲学みたいな気持ちになるんです。


パステルは“粉のくせに主張が強い”画材だった

  • ちょっと触るだけで発色がドーン
  • 手がすぐカラフルになる
  • 机もカラフルになる
  • 気づけば部屋もカラフルになる

「お前、粉のくせに強いな…」と毎回思います。


ソフトパステルとハードパステルは“性格が真逆”

  • ソフトパステル:粉がふわっと広がる。繊細で優しい。でも折れる。すぐ折れる。
  • ハードパステル:しっかりしてる。線が描きやすい。ソフトより折れにくいけど、やっぱり折れる。

どっちにしても折れるのがパステルの愛嬌です。


パステルの使い方(基本編)

① 直接描く

紙の上にそのままこすって色を置く。ソフトはふわっと、ハードはシャープに。

② 指でぼかす

パステルの醍醐味。指で軽くこすると、柔らかい影やグラデーションが作れます。

③ ティッシュ・綿棒でぼかす

指より繊細なぼかしができて、肌や空の表現に向いています。

④ 重ねる

パステルは重ね塗りが得意。濃い色の上に明るい色を乗せると、光が差したような表現になります。


パステルの使い方(応用編:削る=ドライウォッシュ)

ソフトパステルは柔らかいので、削ると粉が大量に出ます。
この粉を使う技法がドライウォッシュ(Dry Wash)

① 削る

ナイフや紙やすりでパステルを削ると、ふわっと粉が出ます。

② 粉を指で広げる

空のグラデーションや霞の表現に最適。

③ 粉を筆で乗せる

柔らかい影や空気感が出て、水彩のウォッシュのような雰囲気に。

④ 粉を混ぜる

絵具みたいに色を混ぜて独自の色を作れます。

つまり、ソフトパステルは「描く+削る」の両方を使う画材なんです。


ブランド別に見るともっと面白い

🇯🇵 ゴンドラパステル(日本)

  • 発色が素直
  • 粉が扱いやすい
  • 初心者にも優しい
  • 直接描くのも削るのも得意

🇯🇵 ヌーベル(日本)

扱いやすくて価格も優しい、日本の優等生。

🇳🇱 レンブラント(オランダ)

粉の密度が高く、影や濃い部分の表現が得意。

🇩🇪 シュミンケ(ドイツ)

削ると粉が溶けるレベルで濃厚。直接描いても濃い、本気の職人系。

🇫🇷 セネリエ(フランス)

粉がシルクみたいに滑らかで、高級感のある仕上がり。


パステル三国志:粉の世界の多国籍ドラマ

こうして並べると、パステルはただの粉じゃなくて、多国籍のキャラクターが集まった“粉の世界の三国志”。

  • ヌーベル:日本の優等生
  • ゴンドラ:日本の優雅なゴンドラ
  • レンブラント:オランダの本気
  • シュミンケ:ドイツの濃厚職人
  • セネリエ:フランスの高級サロン

どれも個性が強いけれど、結局みんな折れる。
パステルはどれだけ優雅でも折れる。そこがまた愛おしいところ。


そして次は、静かで黒い“墨の世界”へ

パステルは粉のくせに主張が強い画材でしたが、次はもっと静かで渋い存在——墨編。
黒一色なのに、とんでもない奥深さを持っている画材です。

ゆっくり旅を続けましょう。

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