金杯は本物？偽物？メッキとの見分け方と高く売るコツ

金相場が高い今、

「実家の片付けで金杯が出てきたけど、本物なの？」
「売れるならいくらぐらいになる？」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

金杯は記念品や贈答品として広く使われていますが、その多くは金メッキ製。

本物の純金製なら数十万円になることもありますが、メッキ製だと数百円程度しか価値がつかないケースもあります。

今回は、ご自宅で簡単にできる金杯の見分け方と、査定で高く売るコツをわかりやすく解説します。

査定についてのご相談はこちら！

金杯とは？

※一部写真は姉妹店『買取専門リサイクルマートアリオ八尾店』より引用しています。

金杯（きんぱい）とは、その名の通り 金で作られた杯（さかずき） のことを指します。

主にお祝いの席や神事でお酒を飲む際に使われるほか、舞踊の道具・優勝トロフィー・記念品として贈られることも多い品物です。

金杯にはいくつかの種類があり、その価値は素材によって大きく変わります。

もっとも高価とされるのは、純金を使った金杯です。
K24やK18といった高純度の金で作られたものは、見た目以上にずっしりとした重さがあり、希少性も高いため査定額も期待できます。

一方で、記念品や贈答品として出回ることが多いのが金メッキ製の金杯です。
こちらは表面にだけ金を薄くコーティングしているため、見た目は豪華ですが、実際の金の含有量はごくわずかで、純金製に比べると価値は大きく下がります。

そのほかにも、陶器やガラス、銀といった素材に金をあしらった金杯も存在し、華やかなデザイン性や装飾性が重視されるケースも少なくありません。

金杯の本物とメッキの見分け方

金杯を手にしたときに、多くの方が気になるのが「これは本物の金なのか、それともメッキなのか」という点です。実際、記念品や贈答品として作られた金杯の多くはメッキ製ですが、いくつかのポイントを押さえることでご自宅でもある程度は見分けることができます。

まず注目したいのは重さです。金は非常に比重が高いため、純金製の金杯は見た目以上にずっしりとした重みがあります。逆に、持ってみて軽いと感じる場合はメッキである可能性が高いでしょう。

次に色合いです。本物の金は均一で深みのある輝きを放ち、時間が経っても色あせにくい特徴があります。一方、メッキ製品は部分的に色が薄かったり、摩耗によって下地の金属が露出してしまうことがあります。

最後に、最も確実な判断材料となるのが刻印です。
純金なら「K24」や「純金」「Au999」、18金なら「K18」「Au750」といった刻印が入っていることが多く、造幣局のホールマークがあれば信頼性はさらに高まります。
逆に「K24GP」や「K18GF」といった表記はメッキや金張りを示しているため注意が必要です。

ただし、重さや色だけでは見分けにくいケースもあり、刻印も偽物が存在します。
純金かメッキかによって査定相場はまったく異なるため、最終的に確実な判定をしたい場合は、専門の査定機器を持つ店舗で調べてもらうのが安心です。